METEO記事一覧
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METEO Incline とは

NEO METEO Incline
「METEO インクライン」はMETEOストレートで使用する還元剤の原液です。
アルテマのユノと同じ感覚で自分で濃度調整をして使用する「チオグリコール酸システアミン主体の還元剤でシルク」が配合されています。
通常のチオグリコール酸とシステアミンとは違い「純チオ×ピュアシステアミン」が採用されています。
髪質改善成分「グリオキシル酸×レブリン酸酸」が含まれたNeo METEOクリームの効果とインクラインの組み合わせで仕上げる「METEOストレート」は成功すると「最高の質感と艶感」を形成できる特別な縮毛矯正が可能な製品になります。
インクライン 還元剤の特徴
- チオグリコール酸システアミン(純チオ+ピュアシステアミン)
- 還元力が高く、髪に負担をかけにくい
- 残留アルカリや残臭が少ない
- 柔らかい質感のストレートが可能
インクラインとネオメテオシリーズの関係
「ネオメテオクリーム(pH 10.5、7.0、4.5)」と組み合わせて使用し、髪質やダメージレベルに応じた施術が可能です。
インクラインを10~20%添加することで縮毛矯正剤として機能し、しなやかでナチュラルなストレートを実現します。
グリオキシル酸、レブリン酸との相乗効果で艶感も出つつ補修力も兼ね備えた仕上がりになります。
また、メテオコネクターやレッドコンクとの併用でさらにクオリティが上がります。
アルテマ「juno ユノ」との違い
アルテマのjunoは「チオグリセリン」に対してインクラインは「チオグリセリン酸システアミン」になります。
複合還元したい場合にjunoを加えるのもオススメです。
どちらも還元剤濃度が49%近くあります。
インクライン「純チオ」と「ピュアシステアミン」について
純チオとピュアシステアミンの違いの共通点はチオグリコール酸とシステアミンに比べると「不純物が含まれず浸透性が高く還元効率がいい」というところです。
☑純チオ vs チオグリコール酸:
純チオは、一般的なチオグリコール酸よりも還元力が高く、クセをより強く伸ばせる。
☑ピュアシステアミン vs システアミン
ピュアシステアミンは、通常のシステアミンよりも純度が高く、還元力が安定しているため、より優しい施術が可能。
純チオ(純チオグリコール酸)
- 還元力が強く、しっかりクセを伸ばす
- クセの強い髪に効果的
- 過剰使用するとダメージにつながる
ピュアシステアミン(純粋なシステアミン)
- チオグリコール酸よりもマイルドな還元力
- 髪のタンパク質に近く、ダメージを抑えながら施術可能
- 残臭が少なく、髪に優しい
純チオ+ピュアシステアミンの組み合わせ
- 還元力と優しさを両立したバランス型還元剤
- クセをしっかり伸ばしながら、ダメージを最小限に抑える
- 仕上がりが柔らかく、自然なストレートに
通常の「チオグリコール酸」と「システアミン」との比較
項目 | チオグリコール酸 | 純チオ(純チオグリコール酸) |
---|---|---|
還元力 | 強い | さらに高い |
クセの伸び | しっかり伸びる | クセの強い髪にも対応しやすい |
ダメージ | 高め | 高いが、還元が均一になる |
純度 | 不純物が含まれることもある | 不純物が少なく安定した効果 |
使用用途 | 一般的な縮毛矯正・パーマ剤 | 高品質な縮毛矯正剤や還元剤 |
項目 | システアミン | ピュアシステアミン |
---|---|---|
還元力 | やや弱め | より安定して作用 |
クセの伸び | ナチュラルな仕上がり | クセを伸ばしつつ、柔らかい仕上がり |
ダメージ | 少ないが不安定 | より均一に還元でき、ダメージを抑えやすい |
純度 | 一般的なもの | 不純物が少なく高純度 |
臭い | 特有の残臭がある | ほぼ無臭に近い |
METEOストレートの特徴は低アルカリ高還元なので還元剤へのこだわりと言えますね。
METEO Incline」の使い方

NEO METEO Cream 「10.5」「7.5」「4.5」
METEOストレート
メテオストレートで使用するのは以下の通りです。
- METEO(10.5 7.5 4.5)
- METEOインクライン
- アルカリブースト
- リトーノH
- RED CONKもあるといい
- METEOコネクター
ダメージレベルや髪質に対してMETEOクリームを選択してインクラインで還元値(チオ換算値)を決める調合して使用します。
アルカリを上げたい場合:アルカリブースト
還元力とアルカリを上げたい場合:リトーノH
METEOクリームはアルカリがアルギニンで物足りない場合があるので、パワーアップさせたい場合に「リトーノH、アルカリブースト」を配合させたり、還元の足りない場所に重ね塗りします。
【METEO Alcali Boostの成分を徹底解説】炭酸グアニジンで残留アルカリ心配なし!
METEOコネクターを使用すると、還元剤との相性が良くなり、活性ケラチンが定着しやすくなります。
METEOシリーズとの応用
METEOストレートだけではなくMETEOトリートメント、METEOカラーなどには「METEO Connector」「METEO Red Conk」を併用するとさらにクオリティが高まります。
METEO Connectorとの併用

METEO Connector (メテオコネクター)
METEO Connector(メテオコネクター)についての効果や成分解説はコチラをご覧ください。
【METEO Connectorの成分を徹底解説】最強の活性ケラチン処理剤
毛髪補修効果、ダメージ防止対策、柔らかさや質感の向上など
活性ケラチンは還元剤との同時使用でさらに定着力が上がるので使用推奨です。
METEO Red Conkとの併用

NEO METEO RED CONK (レッドコンク)
METEO Red Conk(メテオレッドコンク)についての効果や成分解説はコチラをご覧ください。
【METEO RED CONKの成分を徹底解説】METEOストレートの還元剤
セラックとキトサンの作用で艶感、ハリコシ、成分の閉じ込め、熱保護の効果があります。
メテオストレートに使用すると、とにかく艶感が増します。
メテオコネクターの定着と流出防止にどちらも使用推奨です。
METEO Inclineの成分解析

NEO METEO Incline
METEO Inclineを使用すると
- チオグリコール酸ピュアシステアミン
- ラウロイル加水分解シルク
の効果で柔らかく保湿力もありサラサラに仕上がります。
METEO Inclineの全成分
水、チオグリコール酸システアミン、ラウロイル加水分解シルクNaシルク、DPG、BG、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン
毛髪補修
- ラウロイル加水分解シルクNa: シルク由来のタンパク質で、髪の強度を高め、手触りを改善する。
- シルク: 毛髪補修成分。髪に浸透し、補修と保湿を行う。
保湿作用
- DPG(ジプロピレングリコール): 水分を保持し、髪のしっとり感を維持。
- BG(ブチレングリコール): 髪に水分を引き寄せ、乾燥を防ぐ。
防腐・安定化
- フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン: 製品の品質を保持し、細菌の繁殖を防ぐ。
METEO Inclineの成分同士の相乗効果
① 還元成分(チオグリコール酸システアミン)+ シルク成分
→還元によるダメージを最小限に抑えながら、シルクが補修を行うことで、手触りをなめらかにする。
② DPG + BG
保湿力を高め、ストレート施術後の乾燥を防ぐ。
総評
インクラインは、低ダメージでストレート処理を可能にする還元剤です。
チオグリコール酸システアミンを主成分とし、クセを伸ばしながらも髪の柔軟性と補修を重視した処方になっています。
さらに、ラウロイル加水分解シルクNaやシルク由来のタンパク質が補修を行い、髪の強度を維持しながらなめらかな仕上がりに導きます。
DPGやBGなどの保湿成分が配合されているため、施術後の乾燥を防ぎ、しっとりとした質感を維持できます。
そのため、クセをしっかり伸ばしつつ、ダメージを抑えて柔らかな質感を求める人に適した処方となっています。
METEO ストレートは痛むのか?
METEOストレートはダメージを抑え髪質改善の成分を効かせながらストレートにできる縮毛矯正がです。
失敗すれば当然痛みます。
成功すればケタ違いの質感になります。
還元剤が原液のため調整をミスすれば痛みます。
【TAKAHATA流】 オススメのMETEOシリーズとの組み合わせパターン
アルテマストレート「Rich juno」に配合
細毛やダメージ毛の髪質に合わせて混ぜたり、複合還元したい場合に少し配合させます。
やわらかさ、保湿力、弾力感が増します。
健康毛や硬毛にはあまり使いません。
METEOコネクターと合わせて微還元トリートメント
METEOクリーム10.5、METEOコネクタクター、インクライン5%以下
などの調合で活性ケラチンを定着させる微還元トリートメントとして使用したりもします。
クセ毛は伸びないですがMETEOトリートメントとは違う髪質改善トリートメントが可能です。
GMTとの併用もあり
髪の状態に合わせ油分を足して質感を上げたい場合にインクラインと合わせて複合還元なども行います。
GMTは質感がいいのですが、残留還元剤でダメージが起きやすいので、METEO10.5クリームでしっかり処理をする事を推奨します。
GMTはph10.5でエステル結合が加水分解されやすく、チオグリコール酸とグリセリンに分かれ残留しにくいといわれています。
GMTを頻繁に使う美容師さんは試してみてください。
METEO Inclineのまとめ
「METEO Incline」(メテオ インクライン)は、チオグリコール酸システアミンを主成分とした還元剤の原液で、自分で濃度を調整して使用できるタイプの還元剤です。
アルテマ Juno(ユノ)との違いは、Junoがチオグリセリンベースなのに対し、インクラインはチオグリコール酸システアミンを使用している点。
- METEOクリームに10〜20%配合し、還元力を調整して使う。
- ラウロイル加水分解シルクNaやシルク由来のタンパク質が補修を行い、髪の強度を維持しながらなめらかな仕上がりを実現。
- DPGやBGなどの保湿成分により、施術後の乾燥を防ぎ、しっとりとした質感を維持できる。
- パワーが必要な場合はリトーノHかAlcali Boostを配合させる
クセをしっかり伸ばしつつ、ダメージを抑えた自然なストレートに適した処方
還元剤の原液であるため、使用時の調整が重要です。
適切に調整すれば、クセをしっかり伸ばしながら低ダメージな仕上がりが可能な還元剤です。
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