METEO記事一覧
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METEO Alcali Boost とは【瞬発的にアルカリを高め還元をサポートする】

NEO METEO Alcali Boost(アルカリブースト)
次世代の髪質改善トリートメントでMETEO(メテオ)で有名なMETEOシリーズからさらに施術の幅を広げるのがMETEO Alcali Boost(メテオ アルカリブースト)です。
主に「METEOアルカリ酸熱トリートメント」「METEOストレート」を行う際にアルカリの力をブーストさせるために使用する製品です。
メテオクリーム10.5はアルカリ剤としてアルギニンはが使用されているのてすが、反応が優しく穏やかです。
低アルカリ高還元で縮毛矯正を行うのがメテオストレートの特徴てすが、どうしてもパワー不足の時があります。
その時に活躍するのが「METEO Alcali Boost アルカリブースト」です。
メテオトリートメントの場合にもMETEO GLとMETEOマテリアルを調合するとphが下がってしまうので瞬発的なアルカリのパワーを発揮させるために配合して使用します。
アルカリ度15mlと高アルカリに見えますが、炭酸グアニジンという揮発性の高い成分なので残留アルカリの心配も少ない処方になっています。
METEOストレートの場合にはリトーノHを配合しるパターンもあるのですが、単純にアルカリ度を上げた施術を行いたい時に目的に応じて分けて使用する事ができます。
METEO Alcali Boostの特徴と効果
METEOクリーム10.5との違いとMETEO Alcali Boostの特徴・効果
METEOクリーム10.5の特徴はアルカリ剤として アルギニンを使用

NEO METEOクリーム10.5
髪と頭皮への刺激が少なく、ダメージリスクが低い、穏やかな反応で、優しく還元を進める
太毛・硬毛・健康毛にはパワー不足を感じる場合もあるのでアルカリブーストかそこで活躍します。
【METEOクリームの成分を徹底解説】グリオキシル酸×レブリン酸配合の髪質改善トリートメント
METEO Alcali Boost の特徴と効果
- アルカリ補助:即効性のあるアルカリ成分で瞬発力を強化
- 還元力をブースト:アルカリ度を一時的に高め、還元の促進をサポート
- 補助剤として使用可能:薬剤に混ぜる・後から重ね塗りで還元不足を補う
- 刺激が少なく、残留アルカリリスクが低い
- 炭酸グアニジンを主成分とし、 揮発性が高いため、髪にアルカリが残りにくい
- 縮毛矯正やストレート施術に最適
- 健康毛や太毛、還元が進みにくい毛質に効果的
METEOストレートの還元を補助するアイテムとして活用
METEO Alcali Boostは、アルギニンの優しい反応では物足りないと感じる施術に最適で、必要に応じてアルカリの力を調整できる便利なツール です。
それでもパワーが足りない時は「リトーノH」を使用してアルカリと還元力を補う事で調整できます。
アルカリ度を上げたいのか、アルカリ度と還元力を上げたいのかで使い分ける事ができます。
「METEO Alcali Boost」の使い方と特徴
METEOアルカリブーストをMETEOシリーズに使用する時の使い方です。
METEOアルカリ酸熱トリートメント

NEO METEOクリーム10.5
メテオトリートメントで使用する薬剤は以下の通りです。
- METEOクリーム10.5
- アルカリブースト
- METEO GL
- METEO マテリアル
- RED CONKもあるといい
METEO GLとMETEOマテリアルでphが酸性に持っていかれるためMETEOクリーム10.5のアルカリだとアルカリ酸熱になりません。
そこで瞬発的にアルカリの力を加えるアルカリブーストを加える事でph8~8.5の弱アルカリでの髪質改善トリートメントの施術を行う事ができる計算で作られています。
流しの際には徐々にpHを落とすために7.5と4.5も公式では使用を推奨しています。
METEOストレート

NEO METEO Cream 「10.5」「7.5」「4.5」
メテオストレートで使用するのは以下の通りです。
- METEO(10.5 7.5 4.5)
- METEOインクライン
- アルカリブースト
- リトーノH
- RED CONKもあるといい
アルカリを上げたい場合:アルカリブースト
還元力とアルカリを上げたい場合:リトーノH
METEOクリームはアルカリがアルギニンで物足りない場合があるので、パワーアップさせたい場合に「リトーノH、アルカリブースト」を配合させたり、還元の足りない場所に重ね塗りします。
METEOコネクターを使用すると、還元剤との相性が良くなり、活性ケラチンが定着しやすくなります。
縮毛矯正で還元不足の場合に重ねる
縮毛矯正の還元チェックの際に還元があまい所ににアルカリブーストを直接塗布します。
メテオストレートは低アルカリ高還元での髪質改善要素を含んだ縮毛矯正のためアルカリの力が抑えられています。
単純に塗布した箇所だけが瞬間的にアルカリに振られ設定した還元剤濃度が活性化する事でクセを伸ばすという使い方ができます。
モノエタノールアミンのように残留しないので一瞬だけアルカリの力を加える事ができます。
METEO Alcali Boostの成分解析
アルカリブーストの成分解析と髪に対する効果
この処方は、アルカリ補助、毛髪補修、保湿、pH調整を目的とした処方になっています。
METEO Alcali Boostの全成分
水、炭酸グアニジン、アルギニン、グリセリン、 (C12-14)パレス-12、PG、ヒドロキシエチルセルロース、リン酸、PCA-Na、乳酸Na、アルギニン、アスパラギン酸、PCA、グリシン、アラニン、セリン、バリン、イソロイシン、トレオニン、プロリン、ヒスチジン、フェニルアラニン、香料、ベンテト酸5Na
基本成分(ベース成分)
- 水:製品の主成分であり、その他の成分を溶解・分散させる役割を持つ。
- 炭酸グアニジン:アルカリ剤として働き、揮発性が高いため残留しにくいのが特徴。
アルカリ・pH調整成分
- アルギニン:アミノ酸由来のアルカリ成分。髪と頭皮に優しく、緩やかなpH調整効果を持つ。
- リン酸:pHをコントロールし、成分の安定性を高める役割を果たす。
- 乳酸Na(乳酸ナトリウム):保湿効果がありながら、pH調整機能を持つ酸性成分。
- PCA-Na(ピロリドンカルボン酸ナトリウム):pH調整と保湿を兼ね備えた成分。
保湿・浸透補助成分
- グリセリン:吸湿性が高く、髪の内部の水分を保持する効果がある。
- PG(プロピレングリコール):水分保持力が高く、成分の浸透を助ける。
- PCA(ピロリドンカルボン酸):髪の保湿をサポートし、柔軟性を高める。
アミノ酸(毛髪補修・保湿)
- アスパラギン酸:ダメージ補修と髪の強度向上に関与。
- グリシン:保湿力を高め、髪にしなやかさを与える。
- アラニン:髪の滑らかさを向上させ、しっとりとした質感を作る。
- セリン:髪の表面を整え、ツヤを与えるアミノ酸。
- バリン:毛髪補修を促進し、ダメージ耐性を強化する。
- イソロイシン:髪の柔軟性を高め、乾燥を防ぐ。
- トレオニン:保湿作用が強く、髪の水分バランスを整える。
- プロリン:コラーゲンの主要成分で、髪の弾力を向上させる。
- ヒスチジン:抗酸化作用を持ち、髪の健康を維持する。
- フェニルアラニン:毛髪内部のアミノ酸バランスを整え、ダメージ補修に貢献。
乳化・増粘成分
- (C12-14)パレス-12:界面活性剤の一種で、水と油を均一に混ぜるために使用される。
- ヒドロキシエチルセルロース:増粘剤として機能し、製品の粘度を調整する。
キレート成分(不純物除去)
- ベンテト酸5Na:金属イオンを取り除き、製品の安定性を向上させる。
香料
- 香料:製品の香りを調整し、使用時の快適性を向上させる。
METEO Alcali Boost の成分相乗効果
アルカリブーストとpH調整の相乗効果
- 炭酸グアニジン × アルギニン:アルカリブーストをしながら、穏やかにpHを調整し、髪に優しく作用する。
- リン酸 × 乳酸Na × PCA-Na:髪のpHバランスを整えながら、ダメージを抑える効果がある。
保湿・毛髪補修の相乗効果
- グリセリン × PG × PCA:髪の水分を保持し、乾燥を防ぐ。
- アミノ酸 × 保湿成分(グリセリン、PG):毛髪内部のアミノ酸バランスを補いながら、保湿効果を高める。
毛髪補修と柔軟性向上の相乗効果
- プロリン × ヒスチジン × フェニルアラニン:ダメージ補修しながら、髪の強度と弾力を向上させる。
- セリン × トレオニン × イソロイシン:髪の表面を整え、ツヤとしなやかさを向上。
不純物除去と安定性の向上
- ベンテト酸5Na × (C12-14)パレス-12:髪への不要な金属イオンの付着を防ぎ、成分の安定性を確保する。
METEO Alcali Boostは痛むのか?
アルカリブーストはアルカリ度数15mlですが、炭酸グアニジンという揮発するアルカリ成分が使われているため、揮発するため残留アルカリによるダメージのリスクはかなり低いと思います。
アルギニンよりは強いですが、モノエタノールアミンよりは負担がかなり少ないというアルカリ剤です。
瞬発的にブーストできるイメージです。
【TAKAHATA流】 オススメのMETEOシリーズとの組み合わせパターン
METEOクリーム10.5と併用して前処理
もう少しプレ膨潤させたいなという時に行います。
METEO10.5とアルカリブーストを5対1ぐらいで配合したトリートメントを塗布して数分放置します。
システムトリートメントの場合はグイグイとトリートメントが入っていきます。
最後はMETEOクリーム4.5でphを戻す手順です。
アルテマストレートに混ぜるのもあり
アルテマのリッチとユノの場合です。
この2つも若干中性寄りですが弱酸性です。
システアミンとチオグリセリンを使いたく少しアルカリが欲しいなという時に配合させて使用する事があります。
METEO Alcali Boostのまとめ
「METEO Alcali Boost」は、アルカリ補助・pH調整・毛髪補修・保湿を兼ね備えた処方であり、アルカリの力を瞬時に引き上げることで還元力を強化しながら、髪のダメージを最小限に抑える設計になっています。
- 瞬発的なアルカリ強化が可能(アルカリ度15)
- 炭酸グアニジンが主体なので残留アルカリが少ない
- アルカリブースト単体での使用も可能だが、METEOクリーム10.5との併用可能
- アミノ酸や保湿成分が豊富で、ダメージケアも考慮されている
このように、METEO Alcali Boostは、アルカリ補助をしながら毛髪補修・保湿効果も期待できるバランスの取れた処方になっています。
還元力が足りないと感じる施術や、より強い効果を求めるシーンで活用することで、薬剤を調整する事ができます。
美容師の施術における戦略的なツールとして、METEOシリーズと組み合わせながら、髪質やダメージレベルに応じた調整を行うのがポイントです。
これから美髪を目指したい方へ

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最後まで読んで頂きありがとうございました!